続よねかえる日記~47の素敵な煩悩~

なんキニ!が好きだったりAKB48チーム8が好きだったり

210523AKB48単独コンサート〜好きならば好きだと言おう〜

■210523AKB48単独コンサート〜好きならば好きだと言おう〜
こちらは帰宅して在宅だったので17Liveで見てました。
48曲連続メドレーAKB48単独コンサートということで。

セットリストはこちらからどうぞ

mdpr.jp

 

●48曲連続の意味
48曲も連続で流してライブをしようとするところはまずないと思うので、つまりこれがマスコミ向けの広報的打ち出しなんだろうなと途中で気づいた。
MCを入れた方が云々ということよりも、そういう狙いだったんだろうと。
確かに16曲×3や20曲×2でメドレーやって真ん中にMCを入れても目立たないからなと。

でもそう考えたら、逆に今回の打ち出しには「人」「チーム」の要素はないんだなと気づいてそれはそれで結構悲しくなった。人への興味が割と薄いことでお馴染みの柏木さんですが、今回のライブは「誰それ」という打ち出しはなしにしたんだなと。当然「次世代」もない。もはや次世代メンバーなどいないのかもしれないけれども。

 

●ライブ自体
ライブ自体は楽しそうだった。選曲も楽しそうに見えた。
個人的に興味あったのは
・愛の存在:1曲目なんだという意外性
・胡桃とダイアローグ:これは懐かしさ
・ビーチサンダル:K2じゃん!と思ったけど、柏木さん自体B3のセットリストでやってるからなじみ深いのかなと
ひこうき雲:おーやってくれたかーと思ったけど、峯岸がいないのに気づいてしまい、寂しさが隠せず。
この辺りでした。
メンバーはかなり煽っていたし、盛り上がる曲を定期的に入れてきたので、勢い重視でセットリストを組んだんだろうなとは思う。実際そういう感じにはなっていたので、狙いは成功したような気がした。

 

ただ3公演ある中で何度も同じ曲が出てくるのはちょっとあれだった。もっともレッスンする方のお気持ちもあるのであれですが。具体的には最強ツインテール、法定速度と優越感、真夏のSounds good!、夕陽を見ているか?あたり。
めちゃくちゃ曲がある秋元印ですが、被らないとダメだったんでしょうか。

 

●賛否?
今回のセットリストはかなり博打っぽくて、そういう意味ではなかなかの
勝負師だとは思った。Twitter上では楽しかったの声が大きかったように思った。
でも現実はヲタクはどんどん離れているので、それは声に出さないサイレントマジョリティー(c)がどこかに消えているだけなのかもしれない。

 

ぼくもライブ観に行っていきなり48曲連続でやってそれで終わりだから!となったら割と怒ると思う。
たまにはいいかもしれないけれども、調子に乗って次は55曲連続でやるとかアホなことを言い出すのがヲタクですが、そういうのは止めてほしいとは思った。

 

メンバーの皆さんは「楽しかった」とか「一生懸命やった」とか言っておられますが、今回のメディア的な捉えられ方は「48曲連続」「柏木プロデュース」「新シングル発売」というところなので、そこに個人名として自分の名前が挙がってこないところにもっと悔しく思った方がいいんじゃないかなとは思った。
「中の人は誰でもいい」というか「中の人は知らんけど」という意味なので。
ヲタクにとっては多分「俺の推しメン●●ちゃんが誘惑のガーターやるところを見れたから神!」くらいにしか思っていないだろうし。

 

今できることは精一杯煽って、48曲続けること。
個別のメンバーは二の次。
端的に言えばそう見えてしまったのが切なかった。
どんなに楽しそうにやっても「で、誰?」から抜け出せていない現実が。

 

かなり本店の不振は根深いなと思った。
このライブで誰が見つかったの?という部分が0回答ぽいから。
ライブ自体は楽しそうでも、その先という意味では辛い。
ファランクスAKBという感じ。前列が倒れたら次の列の物が自動的に出てくる。

 

綺麗事だけを並べるならそれはいくらでも出来るけれども、本人たちが楽しければいいんじゃないという論理が、本人たちとはつまり誰でもいいんだよという論理に支えられているような感じがしたので、それが悲しくて。
個性を消した結果、博打みたいなライブで大盛り上がりしたって、なんだかそう見えてしまい腑落ちしてないのです。