■え?あたしもAKBなんですか?の話
まぼちゃんやほかの方がおススメしてくれたyoutube動画に立仙のインタビューがあったのだけど、ちょっとおもしろかったのでメモ的に。
「『私AKBだ!』っていう自覚も持てなかったし凄すぎて」
「ずっと見てるAKBのメンバーだと思えなかったし自分のこと」
「やっぱどっかでは他人事だったのかなと」
あー、ね。そうなるよねと、思ってしまった。
今まで他人が作り上げてきたブランドにいざ自分が入っても「私がAKB」ですとはなりにくいよなあと。
「え?私が?」みたいになるよなと。
もちろんそのあとには自分のアイデンティティともまた違うのでギャップも出来るし、元からの組織の方が受け入れてくれるとも限らないし。
そうなると反発とか独立心とか諦めも生まれてくるよなと。
結局AKBの歴史ってそういう感じだったなとふと思った。
今の凋落感も割とそこじゃないかなあと。
例えば13期、16期、ドラフトの非選抜メンバーの内面に「あなたもヘビロテやポニシュをやってた大島や前田と同じAKBなんですよ」と言っても、本人の内面で本当に腑落ちしているのかというと、結構してないんじゃないかなと思う。
多分やっぱり距離があるというか、別次元で捉えちゃうだろうなと。
それが悪いとかではなくてね、そうなっちゃうよなという話で。
今のAKBに透けて見える「AKBっぽい感じの人たちが、何となく踊っている感」ってそういうことなんだろうなと思った。
世間という広い視野でも、オタク的狭い視野でも、「この人たちは何なんだ?」と頭で定義できてないんだよな。
「新世代のAKBなのか」とも定義できていないし、「じゃあ何なのか」とも定義できていないし。
もっと言えばメンバーの中でも「AKBとしての私」が上手く定義できてないんだろうなと。
逆にそこでアイデンティティを確立できた例はそれこそ、
・いちばん最初のAKB48チームA(というか、それしかなかった)に反発したチームK
・AとKのある中に反発したチームB
・3チーム出来た中で反発したチーム研究生
・当時のAKBに反発した初代大場チーム4
・当時のAKBに反発した初代峯岸チーム4
・当時のAKBに反発したチーム8
対
・保守本流のAKB48像
便宜的に「反発」という言葉にしたけど、「既存のものに対する、別の価値観・考え方・意見の集合体」てな感じで、「これもまたAKB」と定義できちゃったわけだね。
結果的にそれがアイデンティティになったと。
だから乃木坂なんかもアルノ中心で5期生以降で別の小さな組織を作ればいいのにね。
それはそれで成立しそうな気がするわ。
あと「既存のAKB」に対して「ちょっと違うチームK像」を何世代何回も追い続けているのもその辺なんだろうな。
結局なんだかよく分からないまま終わってるけど。
余談でしたが。
ある意味今いるメンバーたちが「私がAKB48なんです」と内面で言えるようになればAKBらしさみたいのは出てくるんだろうね。
柏木なんかは『私がAKB48です』って言える人なんだろうけど、そう自信を持って言い切れるほど内面から腑落ちしているメンバーが少なさそうってあたりが、随所に今は出ちゃってるんだろうな。
女社会だと先輩にある意味迎合的にならないと、何かと不便というのもあるし、その辺も糞面倒だけれどもさ。
グループアイドルがメンバーを変えて長く続くことがいいのか、
あるいはグループ自体解散して別のグループ作って新しい歴史を作った方がいいのか、
難しいところで。
まあ地下アイドルが結成解散をちょくちょくやるのもこの辺りがひとつの理由でもあるんだろうな。
地上は規模が大きいからやりずらいってだけで。
なので、結論は今のAKBは解散して、シンAKB48を作れってことですわ(適当なオチ)