続よねかえる日記~47の素敵な煩悩~

なんキニ!が好きだったりAKB48チーム8が好きだったり

リクアワに感じる違和感

(走り書きのようなものなので、あとで内容も変えるかもしれないし、段落組も相当適当なので多分そこも変わると思いますはい)

■リクアワに感じる違和感

どうも違和感ばかりなので一言。

「1位じゃなくて悔しい」とは何ぞやと。

リクアワは本来「曲の順位付け」です。公演曲も増えて、新規ファンも増えて、昔の名曲、公演曲を知らないままシングル表題曲ばかりに気を取られてしまう。そんな状況を是正すると言ったら大げさだけど、「いい曲たくさんあるよね、だから順位付けしてみよう」が最初の概念ですよね。

そんな中、個人のソロ曲だったり、チームで歌う曲だったり、シンボリスティックな曲が増えてきた。個人やグループとを紐づけするような曲が増えてきた。

そうすると、曲に個人へグループへの紐づいた感情で縛られて投票行動を起こすようになってしまって、純粋に「いい曲」がランクインしないようになってしまった。

実際公演でいい曲だと思われる、M12(アンコール1曲前、2曲前あたり)のランクインは減ってしまった。ほぼないんじゃないかと。

そうなると、「何が基準で順位付けされているのか分からない」状態になっているのではないかと思うのです。今回のリクアワの順位基準は何だったのでしょうね。

MAXとき315号はNGTを代表する曲で、実質NGTのID曲とも言えるでしょうし、47の素敵な街へはチーム8代表する曲でこれもID曲といえるでしょう。

でもこの2つを「何を基準に比べていたのでしょうか」

本来は「曲を基準に比べる」ところを「グループ勢力を基準に比較していた」人、たくさんいるのではないかと思うのですよね。そしてその「グループ勢力」が相手から劣ったから悲しいと、悔しいと。そう言っているのではないでしょうか。

そういうのはグループ勢力を争うなら運動会あたりでやればいいのになと思うのです。

でも今回は曲の祭典なのですよ。持ち曲が多いチーム8は多分投票行動も分散しているでしょうし、逆にNGTは集中しているのではないかとも思います。

1位じゃなくて悔しいというのは、もはやそれしか目に入らない、そういう価値基準しかないことを意味しているのではないでしょうか。

今回TwitterのTL他を見ていて印象的だったのは、「最後のトンネル抜ければ近づく」とか、詞の内容まで言及していたのはNGTだけで、むしろ8の方は「47街」についてそこまで掘り下げていなかったのが印象的でした。

48Gヲタクは最近はすっかり選挙に毒されていて、何事も「順位付け」「選挙」でしかものをみられないようになっていることが大変悲しいです。

そんな中、歌詞に関する解釈を見つけられた分、今回はNGTが1位であった方が良かったのかなと思ったのでありました。

時に明確な順位付けは必要かもしれないけれども、ではNHK紅白歌合戦での歌割は順位ごとで何か違ったのでしょうか?順位が変わると、曲表現も大きく変わった可能性があったかと?

いや、多分誰が歌っても、誰がセンターでも変わらなかったでしょう。だからNHKは(誰でもアウトプットは同じなので)あんな企画を立てたんでしょうし。

多分、現状の48Gメンバーにはそれほどまでに差はないんですよねきっと。だから順位のような自分への支えだけを欲しがるのかもしれないけれども、それは逆を言うと「自分がない証明」でしかない。順位がないと自分が客観視できない証拠でしかない。今回もそういうことではないのでしょうか。

本来的には1位の部分、例えば金メダルにしても世界記録にしても、そういう1位の部分については、「1位」をたたえること自体も重要だけれども、その背後関係・背景として「努力」であったり、「練習」であったりする部分があったからこその順位であることをかみしめるべきものではないでしょうか。

今回のリクアワでいえば、その曲との出会いやら楽しさやら詞の背景など、思い出とともに振り返るべきものなのではないでしょうか。

そしてその重みの量こそが「順位」として現れるべきものなのではないでしょうか。

そう考えると、「1位でなくて悔しい」という言葉は何か意味を違ってとらえているように思えて仕方ないのです。

結果を出すのも大事だし、優れた能力を披露するのも大事でしょう。

でも順位付けしないでものを見る評価も当然にあるし、1位だから優れているわけでもない。事実総選挙での順位順に本当に人気があるかといわれれば「?」がつくことは皆周知のとおりです。

世の中はカオスだからこそ、もっと自由に視点を持って楽しんでほしいなと思った次第であります。

今の8は次第に「選挙至上主義」の考えに毒されているところが非常に気になっていて、そこを避けていたからこそチーム8は楽しい世界だったのに、最近はむしろ自分たちから沼にはまっていこうとする呪縛に囚われすぎているから尚のことです。

リクアワでは2位でも僕たちの中では1位なので気にしないで頂きたい。両方とも名曲、それでいいじゃないか。なあ。

でも、まあ僕とかリクアワはもう既にブックとしてしか見ていませんけどね・・・