続よねかえる日記~47の素敵な煩悩~

なんキニ!が好きだったりAKB48チーム8が好きだったり

面白くないことを認めること(2017年のよね論壇2)

■面白くないことを認めること(2017年のよね論壇2)

先日AKB紅白がありまして、きくちP演出という点が話題になったことにされたようです。ヲタクの間ではあまりいい評判を聞かないのですが・・(おおよそ2:8で不評)

まああのイベントはそもそもB事務所のためにゲストを多く呼んで出来るだけ外にお金が行くようになってると思っているので、AKB紅白ならというのはあるのですが・・

先ほどめちゃイケとAKBの類似点を書きましたけれども、表側の部分だけではなく、実はそれは中の人の年齢構成など、ある意味世代の話という少し大きな話でもあるのかもしれない、と最近思うようになりました。

老害とは具体的にどこからが老害なのかは分からないのだけれども、CXやNHKでスタープロデューサーだった人がAKBにいま居ることは興味深いことです。

あの辺りの世代の人は自分が会社の主力として活躍していたころは確かに主力だったけれども、そこで輝きすぎたが故に栄光を捨てられず、別の場所でも過去の威光を持って、今も「面白いということ」にしたいのではなかろうかと。

その下の世代が潰されたのか、あるいはそもそも伸びてこないのかは分からないけれども、昨今の電通不祥事やらフジテレビ不振を見ていると「バブル世代の価値観の終焉」を見ているようにしか思えないのです。

少なくともバブルの世代の栄光が長すぎたが故に(実体経済上のバブルは短いけれども、世代認識としてバブル世代は長い)、そのあとに物凄い世代間断絶があって、それが今になって限界点に達したのだなと最近思っています(ものづくりの伝承やら、企業の人員構成の歪みなど多方面でこの現象は見られると思うけれども)

めちゃイケの終焉も、AKB本店が再起不能状態なのも、電通の不祥事も、ある意味でバブル世代の限界・終焉になって来たのではないかなと思っているわけです。

彼らの世代の後継がいるかどうかは分からないけれども、TVや芸能では「面白くないと認めて次世代にバトンタッチ」するいい時期なんだろうなと。

なかなかバトンを渡しそうにないし、でもその間も船は沈んでいくことも含めて。

AKB紅白にしてもドラフト3期の演出にしても組閣にしても、「それが面白いとでも思っているのか?」が今の本音ですわ。

それを目の当たりにしているのが今なんだろうなと最近は思っています。

つづく。