ずっと書きたかったのだけど、ようやく。
■めちゃイケとAKBの類似点(2017年のよね論壇1)
11月14日の東洋経済オンラインの記事に「めちゃイケ」がついに終わってしまう理由」という記事が載った。
この記事を読んですぐにAKBとの類似に気づいた。
まずは読んでいただきたいです。これを読んだ前提で書くと、
>「めちゃイケ」は、毎週企画が変わる、手の込んだ作りのバラエティ番組である。ベースとなる企画の大まかな流れは決まっているが、細かいところは出演者に委ねられていて、ドキュメンタリー的な要素もあった。その場で起こったことを素材にして、テロップやナレーションを加えて笑いを生み出すという手法は画期的なものだった。
大まかな流れは公演というフォーマットで決まっているけれども、その中でその日に何が起こるかは出演者に任せられているところはAKBも近いと思いますよね。
それはプロデューサーの出身畑(メディア畑出身)であることも関係あるのでしょうけれども。
>しかし、「めちゃイケ」にはそれ(よね注:前文で書かれている「ゴールデンタイムに放送されるようなバラエティ番組では、特定のフォーマットがあって、やることが決まっていることが多い。」)がない。企画は毎回変わり、それぞれのメンバーが担っている役割やキャラクターのようなものは、毎週見ていないと理解しづらいところもある。
>いわば、「めちゃイケ」は「連ドラ」なのだ。すでに20年以上も続いているのだから、「渡る世間は鬼ばかり」や「水戸黄門」にも匹敵する長寿ドラマである。めちゃイケメンバーの間では家族的なコミュニティが形成され、その成長や変化を視聴者が長年にわたって見届けてきた。その結果、多くの人に愛される番組になった。
これもとぶくすり時代から見続けているのと同様、デビュー前から見続けていることでそのコミュニティや成長、変化などを見てきてある意味AKBもヲタクをも含めた家族的なコミュニティを形成しているところが類似。
それぞれのメンバーがどのようなキャラを担っているか、役割なのかも見続けないと分からないし、それすら変化しているので理解しずらいのも類似しているなと。
もちろんデビュー前などに限らず、めちゃイケもめちゃモテ時代でもなくめちゃイケ中期?頃から入って来た人もかなり多くいるのも同様です。
>岡村は5カ月間の休養を経て、無事に帰ってきた。これにより、岡村の穴を埋めるはずだった新レギュラーの役割が宙に浮いてしまった。レギュラーの人数が増えすぎたため、それぞれにスポットを当てることが難しくなり、見るほうもそこに思い入れを持つことが困難になってしまった。
このあたりも言わずもがなですね。人数を増やした結果、スポットが当てにくくなり、思い入れをそこに持つことが困難になったと。
これ以外にも総選挙のような企画も期末テストと似たような感じだし、メンバーのスキャンダル、PTAなどによる外圧とそれによる表現規制、硬直化する企画、なぜか視聴者の望むことをしないキャスティングなど。本当に色々と類似しているように思えるのです。
そんなめちゃイケは来年4月で遂に番組終了となるわけですが、ここまでくれば分かると思いますが、AKBもそうですね、そろそろ解散した方がいいんじゃないかなと思いますよと。
そういうことが言いたいんです。
ヲタクの視点でAKBをどうしたいかどうするべきか云々というお話がよくありますが、客観視していただきたい。
めちゃイケはどうすれば面白くなりますか?と。
答えは「ええ、手遅れだから無理ですよ」だと思うんですよね。
めちゃイケに置き換えて、めちゃイケメンバー入替・過去の企画の掘り返しなどをしてみたら、めちゃイケを見る気が起きますでしょうか。
多分AKBもそれと同じなんですよね。
個人的には
・見る側に「あれはもうダメなもの」「期待しても無駄」と認識させてしまったこと
・メンバーがもう面白いことが出来なくなってしまった(別名:枯れた)
・もちろん運営やら番組企画やらも同じで枯れてしまった
・それでも今見ている出涸らし層のニーズと視聴中止層とのニーズが合わない
・新メンバーは最初から面白かった歴史がないのだから面白くなれるわけがない。
この辺だろうなと。
そんなわけで今のAKB(のメンバーと企画)では何をやっても基本的には復活しませんよと思っております。早く解散した方がいいよと。
もうそこには何も残っていないし、油は出ません。
じゃあ、チーム8はなんなんだって?
あれは「はねとび」です。
その2へつづく。