続よねかえる日記~47の素敵な煩悩~

なんキニ!が好きだったりAKB48チーム8が好きだったり

AKB48 Team8 9年間のキセキを見まして

AKB48 Team8 9年間のキセキを見まして
AKB48 Team8 9年間のキセキを見まして
観ました。
9年間のキセキ、観ました。
今までずっと続いていたこのシリーズも最終回と。

 

*過去のものもご参考ください。

yntr8888.hatenablog.com

 

今回の構成はメンバーの座談会と今までのチーム8の過去映像を時系列で並べたものの2つを並列的に流した形。
座談会は人数の関係か、各地方ごとにまとめた形で、4つ?かな?グループがあった。
過去映像は本当の初期14年から始まり、23年まであったけど、やはりコロナの時期はどうやっても少なかった。

 

感想とすれば、大河の流れを感じると言ったところ。
大河ドラマではなく、個人の浮き沈みのような流れを、全体の流れが包んでしまっているの意味での大河。
初期はいわゆる「成長」、中期が「チームへの合流」「総選挙」、後期が「別れ」「自立」「コロナ」「休止コン」のようなテーマのように見えた。

 

全体としての流れを見せていくだけで圧倒的なボリュームと出来事があるから、それだけで迫力があるなあと思った。
どの部分をチョイスするのかはプロのセンスだと思うけど、どの部分もコンテンツ力が強くて時系列で流すだけで勝手にストーリーになるだけの強さがあると思ったんですよね。
各個人のメンバーそれぞれのコンテンツの浮き沈みはもちろんあるけど、それ以上に全体の流れをフォーカスするだけでここまでになるんだなと思ったのが今回の感想です。

 

ただその中でちょっとおもしろいなと思ったのは、最初と最後が小栗の挨拶だった部分。
・タイトル部から60秒後程度から始まる、小栗(12)のたどたどしい挨拶
・エンディングでの小栗(21)の挨拶
この2つが対比なんだろうなあと。
そう思う方も多いでしょうけれども、やっぱり僕もそう思った。
9年で人は成長するんですねと端的に描かれたのはここだよなと。
タイトル部の直前にも小栗が円陣の声掛けで声が詰まる場面もあるのだけど、それ以上にここだったなあと。

 

あともう一つ印象点を挙げるとすると、「ないもの」だった。
一応全員「卒業」にしてあげる48Gの優しさってすごくあるわけですが(親の心、子知らずだよなあここ)
それでもいわゆる「円満」ではない卒業とか、あるいは不祥事のようなものは消されていた。

 

9年間のどの部分をピックアップするかというのは、かなり難しいし相当理解していないとできない作業だけれども、それのみならず、いわゆる不適切な部分のカットまでを適切に行っていたところがこの動画の最もすごい所だったのかもしれないなと思った。

 

大好きな推しメンがちゃんと出ていて、ありがたいなと思ったのももちろんある。
でも出ていなかったメンバーも思いながらその辺を思ってしまった。
まあこれが現実ですね。そして多分これが正しいんですわ。

 

9年の歳月というのはぱっと見で語れるほどシンプルではないものだなと。
でもそれをシンプルに見せる仕事、そこに違和感を感じさせずに紡いだ話で成長を各自に導き出させて思わせるところこそがプロの仕事だなと思った映像だった。

 

*余談だけど、円陣での掛け声の時にカメラマンがこれだけ居るんですよ。それだけで48Gで金あるし恵まれてる部分はあるんだけどなと思うわけです。もちろん中は中で苦労あると思いますけども。