続よねかえる日記~47の素敵な煩悩~

なんキニ!が好きだったりAKB48チーム8が好きだったり

思い出の番外編 Life is ...

じゃあ何か?お前は駅前の墓地を突っ切って、推し活現場に行ったことあるのかよって話。

■思い出の番外編
今年も色々あったけど、今年だけじゃなくて番外編から少し。
優里ちゃんとの思い出がいっぱいあるけど、正確には優里ちゃん本人とではなく、その周りで勝手に作られた思い出なので、ここで消化しておこうと。


●島根の出雲のスーパーHOKで寿司を食べた話
これ自分でもすごく好きな話で。

JTのバレーの試合は体育館で行われるわけだけど、広島はともかく、人気を集めるために周辺地域で行われているバレーの開催場所である体育館って、施設自体は立派だけど、アクセスに関しては如何にも地方という感じで「公共交通機関でギリギリ行けなくはない」という場所なのですよね。
21年12月に行った島根は出雲のバレーの会場もそんな場所だった。

 

最寄りの駅である浜山公園北口へは1時間に1本の電車でアクセス。
駅からは細い生活道路を通り、大通りを横断で徒歩20分という感じのアクセス。

でも細い生活道路にあるのは、墓。
いいですか?!墓地です。
ボチボチ歩くなんて場合じゃない、人気のない細い道で墓地を突っ切って推し活現場に向かう。
これぞ実写版RPGやわあ!と思って震えましたわww

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それでですね、試合は13時とか14時から開始なのですが、現地へのアクセス時間を考えると昼飯を食べる時間がないのですよ。
試合は最短で15時程度、だいたい16時ころまで行われて、そのあと移動するとご飯食べられるのは17時18時つまり夕飯ですね。
その前は朝食しか食べられないとなると、多少は何かを食べておきたくなるじゃないですか。
普通(こっち)だったら、その辺のコンビニでも行けばいいけど、コンビニがそうホイホイ生えているような場所じゃないんですよ。
そこで地図をみたら、近くにスーパーがあったと。

 

「何かあるだろ、おにぎりでも買っておこうかな、最悪自販機で温かいコーヒーでもあればいいよ」と軽い気持ちで行ったんですよね。

 

坂を下ってスーパーへ追加で10分、土曜11時前ですがお店に徒歩で行く人なんて視界内に誰も居ませんよ。
みんな車。
おじいちゃんおばあちゃんがたくさん車。
こういうのを見ると、多少難があっても免許返納とかできないよなって実地で分かるよね。

 

店に入ってもまあ浮いているのが自分でもわかるけど、ふらっと回ると美味しそうなお寿司があるんです。
パックに入ったお寿司をライブキッチン的な体で売ってるわけですよ。
しかも「地のもの」使ってますよってウリで。

お店の外で食べればいいかなんて思ったら、なんとイートインスペースまであるわけですよ。
そりゃお寿司だけじゃなくて他のも買うよねと思って、地のものを買いました。
蒜山高原ヨーグルト。お寿司にピッタリだね!←
いや、お寿司にあう地のものがあんまりなかったんだけど、それもまた縁じゃん。

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でね、このお寿司もすごく美味しいの。
ノドグロもイサキも美味しいのよ。サーモンなんてどこでもあるじゃんって思うじゃん?違うのよ、サーモンの養殖場島根県境港市にあるわけで、それでこれも地のものなのよ(この日の夜の居酒屋で知る)
お米も美味しくて、もちろん旅行プレミアとか自分的についちゃったんだろうけど、こっちでスーパーのパック寿司1,000円で買うよりずっと美味しいのよね。
ヨーグルトも寿司とは全然合わないけど、美味しいんですよ。
口の周りが白くなっちゃうくらい濃い飲むヨーグルトなんですよ。
実に美味しい。スーパーのイートインスペースでひとりで食レポ状態で目を閉じたり見開いたりしていたわけです。
大満足していたわけです。
のんびり食べた後はホットコーヒーを買って体育館へと行きましたけども。


全面に広がる曇天のもと、土曜の11時におじさんが地場のスーパーに徒歩で来て、イートインスペースで美味しいパックお寿司とヨーグルトを食べている。
これですよ。
こんな体験、他でしたことあります?狙ってやることできます?わざわざしに行きます?
これなんですよ。

分かるかなー。

 

 

●米子で温泉と海の話
米子もなあw
21年2月に米子に行った。これは駅から絶望的に遠くて、バスしかないけど、バスも最寄りのバス停まで徒歩15分みたいな地獄現場だった。

 

それで1日目、うかとおーちゃんとのたさんとぼくの4人で試合が終わった後、近くの温泉に行こうという話になった。伯耆大山からの風を受けながら話していたわけだけども。
おーちゃんは結局戻ったのだけど、残った3人で徒歩15分だか20分、OUランドという日帰り温泉併設のホテルの温泉施設みたいなところに着いた。

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元からこの地は皆生温泉という有名な温泉地で、商都米子からも近いというか一体的な温泉地なんですよね。
それでのんびり温泉につかって、ビールやアイスを食べたりしつつ、バスの時間を調べたら少し余裕があった。
そんなわけで勢いで近くの海に行ったんですよね。徒歩5分くらい。
ほろ酔い加減で、湯上りのほわほわした状態でですよ。
湯上りぶらり散歩ですね。で、ボチボチ。

 

そうしたら、海がまあ荒れてるんですよ。
THE日本海
冬の日本海
これも大変によろしかった。
勢いで来ただけなのに、ざっぱああああああああん!!!!って思いっきり波。
東映の映画かな?と思うような波。
冬の海、日本海ってテンプレのような海。
海岸線もすごく特徴的で、小さな湾のような地形が連続しているの。これもすごいんですわな。
3人で思わずきゃっきゃしてしまった。

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でもね、海で遊べる時間ってバスの都合考えると3分くらいしかなくて、ここで感慨にふけってしまったせいで微妙に時間が押してしまったわけですよ。
バス停まで徒歩5だか7分くらい。この次のバスは温泉地まで乗り入れてくれる数少ないバスで、これを逃すと徒歩25分くらいまで増えたバス停にまで行かなきゃいけないわけで。

そんなわけでバス停に早歩きからのダッシュ
結果しんどかったけど、無事に間に合いました。

 

米子はバス移動ばかりだったけど、中心市街地と駅が離れている街で、工場や観光地、市街地、駅がバラバラなのでよく言えば車での回遊性の高い場所、悪く言えば全部バラバラで不便な場所といえるのね。
まあバレーボール見たついでに温泉にみんなで入って海を見て帰ってこれるかって話ですよね。
どれが本筋なんだよってw

 


●まとめ
いや、お前は単に若い子追いかけてるだけじゃん、何してんだよいい歳して。と思われる方もいるかもしれません。
わいはそういう人とは仲良くなれないでしょうねえ。
そうじゃないんですよ、本質は。

 

もちろん会いに行ってるんですよ。それがメインの目的。
だけれども、だけれども、それだけじゃないんですよね。
今までに行ったことのない場所に行って、見たことのない風景を見たり、やったことのないイベントが起こったり、体験したりしていたわけで。
これが本当に面白い実写版RPGだったわけですよ。

 

ドルヲタ活動はある意味で旅ヲタクともいえるわけで。
その中でも予定に組み込んだ、狙った旅活ももちろんある。
例えば、山口でSLに乗ったとか、米子で温泉に入った話もそう。下関唐戸市場行ったのもそう。この辺りはダイヤ通りに自分を動かした感じ。
でもそれだけじゃなくて、狙わずに派生した話もたくさんあるんですよね。
HOKで寿司を食べた話も、米子で海を見た話も、そう。
他にも「居酒屋難民で店を探したら、「兄さん店探してるの?イルミネーション見ていきなよ」と声をかけられた」とか、店に入ろうとしたらなぜか満員ですと断られたとか、鳥取で興奮してチャリンコ25キロ走らせたとか、松江でコロッケ買って食べようとしたらありんこにたかられたとか。
まあ、腐るほどそういう派生した話があります。

 

チーム8的なヲタクの楽しみ方って、いわゆる純本店も含めた「席も完全に用意されていて、時間通りに行って帰ってくる」という楽しみ方「だけではない部分」があったわけじゃないですか。
そしてそれが楽しかったわけじゃないですか。
推し活というメインストーリーから派生する、「膨大なサブストーリー」が。

飲み会で誰かが酔ったというような話もそうだけどさ。


チア活もその延長線上にあったと言えるわけで、そもそも「現場」ですらない環境から整地して「現場化」して、毎回毎回何をどう転がすか分からないまま、成り行きで転がってきた部分がたくさんありました。
だからこそ、推し活というメインストーリーだけではなく、膨大な量のサブストーリー(ヲタクサイド)が発生して、それがめちゃくちゃ面白かったわけですね。
この場合の面白いは推し活的に面白いも入るけど、それだけじゃなくて知的好奇心とか「学」の分野に入るものもそう。

 

鳥取で自転車走らせて地理として砂丘を実感するとか、出雲大社から日本の歴史を学んだ上でヤマタノオロチ(日本酒)を退治(飲んじゃう)するとか、山陰側のショッピングセンターに比べて山陽側のショッピングセンターには若い人が多くいたり活気があって、それが産業や街の力の差だと分かったりとか、岩国の錦帯橋で鉄砲隊の演武を見ながら「いつの時代に架橋され、鉄砲隊との関係は?」と考察したりとか
全部が学び、全部が面白い、全部がシナリオのない学びなんですよ。

 

優里ちゃんの近いんだか遠いんだか分からない距離で過ごした7年、その内の卒業してからの4年(なんだそりゃ。本来存在しないはずだったのにw)、この部分が本当に面白かったです。

 

「AKBとは人生をみること」とはわいは酔うというのだけど、本当にこれ。
ヲタクサイドとしても単なるサラリーマンやあるいは単なるドルヲタで居たら絶対に見られない会えない出来事を経験してきたのですよ。


いつだったか「愛という名のもとに」というドラマで鈴木保奈美が教師として「勉強ばかりしてないで、たまには周りも見ろ」みたいなことを言うシーンがあるんですよね。

全力で仕事して没頭するのも人生だし、家庭を作ってそこに没頭するのもまた人生でしょう。
それと同じように、周り道をしながら色んな風景に出会って色んな人と出会う、それが今まででは考えられなかったレイヤーで発生する、これもまた人生なんですよ。
あのシーンで鈴木保奈美が言いたかったこととはこういうことなんだろうなとつくづく思います。

 

自分の人生は1回しかないけれど、こういう味わい方をするのもまたなかなかに良い人生だなと自分では思っております。
(注:ちゃんと仕事もしてますから!!←)

 

優里ちゃんに「君に出会えてよかった。ありがとう」という言葉をかけるのは難しいわけじゃないんだけど、その言葉の下、氷山の下にはこれだけの思いとか人生がありまして。
大なり小なり8のヲタクとして楽しんだ人は似たようなことを思ってるんじゃないかなと思ってます。
それがそれぞれ言語化できてるのかできていないのかは分からないけど。

 

Life is beautiful.
お金で買えない価値がある、priceless

 

これです。
本当にすべてに感謝、感謝、感謝ですね(スワローズ)